2019年 2月更新の新作情報
おぼろ桜のピアスとイヤリング・土偶&埴輪の帯留め
和小物が多い当店ですが、アクセサリーも作っています。
去年透明の桜に、細かい粒子状に砕いたポリエステル樹脂を花びら部分に封入した、点描のような質感の帯留めを制作し、おぼろ桜と名付けました。
今年はそのおぼろ桜の手法で、ピアスを制作しました。
帯留めの5~6分の一のサイズの中で、より細かい粒子で小さな桜をかたどっています。
少しづつ微妙に違う色の粒子を組み合わせることで色に奥行きを持たせ、ピンク系から白系へのグラデーションでさくらの花びらを表現しました。
透明感が美しいクリアと、背景を黒にしたことでくっきり桜のシルエットが浮かぶ黒の2色ご用意しました。
当店のはほとんどがピアスで、最初からイヤリングとして売っているのは極限られた商品だけですので
イヤリング派の方は、いつもお問い合わせしていただいたのちに制作するという、一手間をお掛けしていましたが
今回は最初から選べるように致しました。
おぼろ桜の帯留めと同じ手法で作っていますが、小桜の帯留め昼の桜・夜の桜ともお揃いっぽい雰囲気があります。
着物とピアス、一緒に着けることを想定したわけではないけど
一緒に着けても違和感ないとは思います。
土偶&埴輪の帯留め
お客様のリクエストから生まれた商品です。
当店には馬の埴輪の帯留があります。そもそもなんで埴輪を作ろうと思ったかと言うと
作った時は午年の干支モチーフだったのと、奈良在住だから(笑)
正倉院の碁石もそうですが、住んでることで以前より意識して
奈良に関連あるモチーフを作ろうとしている気がします。
関西には縄文文化のものはあまり出土しませんが、縄文のデザインは大好きです。
個人的なお気に入りはハート型土偶。体のラインが凄すぎる。
ただ、土偶のパブリックイメージは多分青森県木造亀ヶ岡出土の「遮光器土偶」だろうな・・・と思いましたので
遮光器土偶と、埴輪のパブリックイメージ「踊る人々」を制作しました。
商品説明の所にも書いていますが「どんな着物・帯に合わせたら良いのか分からない」という時に。
着物は実は世界の色んな文様の宝庫です。
ヨーロッパからペルシャを経由して伝わった「更紗柄」やエジプトの文化とキリスト教が融合した「コプト文様」は
洒落帯でごくごく普通に見かける柄ですしアイヌ文様を模した帯などは、ユーズドでも時々お目にかかります。
民族調の柄の帯はワードローブの中に、1枚はあると思います。
また、帯留め自体が色味が落ち着いているせいか、普通の縞や格子と合わせても馴染んでいます。
今回当店で合わせたのは、よくあるタイプの壷が刺繍された帯。
壷と土偶・埴輪を組み合わせると、途端に出土感満載な雰囲気に。
小物でこういう遊びが出来るのも、洒落着ならではの楽しみです。
恒例の訳あり・試作品は普段あまり出ない種類が入っています。
詳細は下記 詳細ページ・ショップカテゴリー・グループのページへ
上記商品は2019年 2月更新の新作です。SOLDOUT、または現在は販売していない場合があります。